800億円、ここまで来ると全くピンとこない数字ですが
- 毎日100万円使って219.17年
- ソフトバンクホークスの総年俸62億円(12年分)
- スカイツリー(建設費は約400億円、 総事業費は約650億円)
と、途方も無い数字であることがご理解いただけると思います。
かつて800億円溶かしたスキー場の復活劇|ロッテアライリゾートスキー場

パウダー好きのスキーヤー、スノーボーダーに愛されつつもどうして廃虚となってしまったでしょうか?
ロッテアライリゾートが破綻するまでの流れ
メインゲレンデとホテルのみ先行オープン
現在のようにコース外滑走が可能になる
新井リゾートマネジメントが経営を引き継ぐ
スキー人工の減少&雪が振りすぎてスキー場の管理ができない
ロッテアライの創設に関する補足
- 初期投資に250億
- 追加投資に250億
創設した企業だけで合計500億円も投資したと言われています。
ただし、2004年に第三セクターへ経営譲渡、2006年は譲渡先の第三セクターも経営破綻となります。
現在のロッテアライリゾートのスペック

何より特徴的なのが、ゲレンデの8割以上がフリーライディングゾーンであることです。
つまり、圧雪車による整備が入らないエリアが8割でほとんどがパウダースノーエリアということです。気軽にBC(バックカントリー)気分を味わえるということで大変人気です。
ロッテアライリゾートの復活

市税滞納により公売にかけられたスキー場ですが、3社競合の末、資本金5万円の株式会社ホテルアンドリゾート上越妙高が18億円で落札したと話題になりました。
この会社は後に株式会社LOTTE Hotel Araiという名前に名称変更し、現在では資本金70億となっています。
復活したロッテアライリゾート

超高級路線にシフトして、インバウンド需要に振り切ります。
これば見事にハマり、現在のロッテアライリゾートは完全復活を果たしました。
まとめ|かつて800億円溶かしたスキー場の復活劇
ターゲットやニーズを的確に把握して振り切ることでスキー場の集客は可能ということが証明されました。
ただし、外資に頼っている部分は否めないですがこれを肯定的に捉えるか否定的に捉えるかによっても今後のウィンタースポーツの業界が変わるのではないかと思います。
ロッテアライリゾートへのアクセス
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